三日少女

三日坊主を前提に、日々の徒然を発信。今一番興味があることは『投資』。

クマさん

こんばんは、yubinekoです。

 

昨夜もパソコンに向かいブログを書いていたのですが、途中でイライラする事があり(原因は夫さんじゃありませんよ)、いったん下書き保存したつもりの文章が消滅!ショック!

イライラしてもいいことはありません、人からも嫌われますし、何らかの形で自分自身にテンチュウが下ります。お許しを。

 

実は昨日まで、父が二泊三日の入院をしておりました。主治医曰く『検査ついでの治療処置です、ご安心下さい』とのことですが、その処置と言うのが『手首の動脈からカテーテルと呼ばれる管を心臓まで通し、心臓内冠動脈を正常な幅まで広げるため、ステントという小さな金属を入れる』・・・何だかおどろおどろしいもの。治療としてのリスクや身体への負担は大きくないとのことで、むしろこの処置をせずに放置しておくと、心筋梗塞など死につながる大病に発展しかねないそう。

 

これはなんとしてもせねばならん。普段は外食も外泊も好まないほどお家大好きの父。というか、冬眠中のクマさん並みにひきこもりがち。しかし一念発起して入院する運びとなっようです。でも、それにしても、日ごろは何をするにもあれだけ腰が重いクマさん。今回はトムソンガゼル並みのすばしっこさで入院を決断。何故に?場所が心臓だけに急ぐ気持ちもよく分かるのですが・・・いつものクマさんじゃない。その驚くべき理由が退院後に分かりました。

 

「ちょっとコレ見てよ」と、得意げに医療明細を差し出すクマさん。

「何さ何さ」と、受け取るコグマ。

 

内容を見てビックリ!!クマさんが受けた治療とは、厚生労働省の定める「高額療養費制度」に該当するそうで、なんと!100万円近くかかる処置費用が、6万円程度で受けられてしまうのです。なんてこった!

 

医療費の家計負担がおもくならないよう、医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が1ヶ月で上限額を超えた場合、その超えた額を支給する「高額療養費制度」があります。

(入院時の食費等は含みません) by, 厚生労働省のウェブサイト

この制度が分かりやすいのは「協会けんぽ」のサイト

高額な医療費を支払ったとき | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会

 

上限額は、年齢や所得に応じて決められるそう。ちなみに平成30年7月までは、70歳以上の方の上限額は一般(年収156万~約370万円)の方で57600円。69歳以下の方の上限額は、所得により5区分に分けられますが、私の様な主婦(年収が370万円以下)の場合57600円となります。ちなみにこの上限額、世帯分を合算することも出来る!(条件ありです)

これって凄い福祉サービスですよね。

 

ただでさへ、当然のごとく医療費の1割(75歳以上) or 2割(70~75歳) or 3割(6~70歳)負担で良い上に(フツーの人は公的医療保険に加入してますとして)、さらに高額療養費制度なる有難いものが存在するのです。

 

一時はアメリカでの生活を準備していた私、一番頭をかかえたのが医療費問題でした。アメリカには公的医療保険が存在しないので、万が一の時に病院で医療を受けるために、そしてその人が破産しないためには、ひと月で300ドル以上の任意保険に加入しておかないといけないのです!アッチョンブリケ!!

 

日本の医療福祉サービスの手厚いこと。それがこの国の財政状況をひっ迫させていることは重々承知しておりますが、私たちの世代が同じような恩恵を受けられるとは思っておりませんが・・・日本をこれまで担ってきた高齢者たちが、年老いて手厚いサービスが受けられるのは、心温まるお話ではないでしょうか。

 

そんな手厚いサービスが受けられることを存じておったクマさん、それ故に重い腰をスクッと上げて入院を決断出来たのではないでしょうか。と言うか、絶対にそうです。年金も満額収めてきた~あらゆる納税の義務も果たしてきた~今は自分の死後を考えて相続対策までしてるだ!もらえるものを貰って何が悪い~♪ クマさんの歌が聴こえてきそうです。家族としても、有難いお話です。

 

とは言え、私たちの世代には年金制度も、公的医療保険制度も、期待は出来ませんね。今からお金の勉強をして、コツコツ積み立て、そして運用もしなければならないのだろと改めて思いました。

 

クマさんを通して、またお金を考える時間でした。

 

See you tomorrow !!!